左アキレス腱(けん)断裂から再起を目指す阪神西岡剛内野手(32)が8日、鳴尾浜での2軍練習で初の一塁の守備についた。投内連係に参加。西田に借りたミットを左手にはめ、一塁ゴロのベースカバーやバント処理の動きなどを精力的に確認した。「(何も)ないよ」と多くを語らなかったが、掛布2軍監督は「(一塁も)ショートとか外野のようにできれば」と説明。一塁が新オプションであることを明かした。

 1軍の一塁は原口や中谷らの日替わり起用で、固定されていない。西岡はすでに遊撃でもノックを受け、本職ではない外野でも打球捕を再開。さらに一塁も加え、出場機会増に貪欲だ。

 今日9日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(甲子園)は、DHで出場予定。甲子園は昨年7月20日の巨人戦で同箇所を故障して以来、約1年ぶりだ。11日の同カードでは、遊撃での出場も予定される。視野に入れている交流戦明けの1軍復帰を目指し、臨戦態勢を整える。【山川智之】