阪神の救援陣が盤石の必勝リレーを見せつけた。好投していた阪神先発青柳に見切りをつけ、3点リードの6回から早々と継投へ。ソフトバンク打線の中軸を迎え、まずは高橋を投入だ。先頭柳田をスライダーで追い込み、速球で空を切らせる。鮮やかな3球三振だった。「点差があったので思い切って投げました。3球勝負です」と胸を張る。無失点に片づけ、5月6日広島戦から12試合連続無失点だ。

 バトンを落とさない。7回を桑原が3者凡退で切り抜けると、4点リードに広げた直後の8回は岩崎を指名。先頭川崎からスライダーでのけぞらせて見逃し三振を奪うと、今宮を高め直球で空振り三振。柳田、デスパイネの出塁を許したが、後続を断った。この日は3奪三振。「振ってくる打線。1球目から勝負していきました」と振り返った。勝ち試合で岩崎を起用でき、継投のバリエーションが豊富なのも今年の強みだ。