俳優の仲代達矢(84)が巨人-ソフトバンク1回戦(東京ドーム)で、人生初の始球式を行った。年齢と同じ84番の背番号をつけ、ワインドアップのフォームからワンバウンド投球を見せた。

 「こんな何万人も入るところは初めて。声援に救われて川崎選手に当てないで済んだ。120点です。50年来のジャイアンツファンで、ドームの真ん中で始球式がやれるなんて最高です。緊張しました。足がガタガタでした」。

 日本を代表するベテラン俳優も、前夜は「全然眠れなかった。84にもなって」というほど緊張していた。水原監督時代からの巨人ファンだけに「長嶋さん、王さんの前で投げられるなんて」と喜びに浸った。「今日は安眠できる。来年も投げたいなあ」と意欲を見せていた。