西武森慎二1軍投手コーチ(享年42)の通夜が3日、東京・西東京市内で営まれた。球団からは後藤高志オーナー(68)渡辺久信シニアディレクター(51)と2軍選手、コーチ、スタッフらが参列し、351人が弔問に訪れた。

 現役時代から親交の深かった潮崎哲也2軍監督(48)は「今まで慎二がやってきてくれたことを継承する形で1軍が成績を出さないといけないという思いは、全員に伝わっているはず。私は2軍ですけど、慎二の教えを受けた若い選手が活躍する姿を慎二に見せたい」と決意を新たにした。練習熱心な姿が印象に残っていると言い「森という人間は本当に頑張り屋。これからは頑張らなくていい。西武を天国から見守ってください」としのんだ。

 また西武時代、ともに勝利の方程式を形成した巨人豊田清2軍投手コーチ(46)は「お互い一番いい時期に一緒にやらせてもらったんで、まさか…。最後にありがとうと声を掛けました」と声を詰まらせた。

 本拠地メットライフドームをモチーフにした祭壇には、マウンドの位置に現役時代の投球写真パネルが設置された。今日4日に告別式が行われる。