広島新井貴浩内野手(40)が9回1死三塁から同点の適時二塁打を放った。

 1死二塁で代打で登場。3球目に安部が三盗に成功し、チャンスが広がった。フルカウントからの7球目、内角低めの直球に腕をたたみ、左中間にはじき返した。カード初戦の7日にも9回2死から代打逆転3ラン。中1日での大仕事に「安部が出て、アツもしっかり送ってくれて、つくってもらったチャンス。何とかしたいと思った。(代打V3ランは)終わったことなので、気持ちは切り替わっていた」と振り返った。

 チームは延長12回の末に引き分けに持ち込み、貯金は22のまま。新井は「最後まで諦めることなく、みんなで戦えた」と胸を張った。10日からは本拠地マツダスタジアムに戻ってDeNA戦。球宴前最後のカードも、全員で戦う。【池本泰尚】