広島が序盤から大量リードをとり、逃げ切った。先発大瀬良は好投も、8回に3失点。9回はジャクソンが2失点するなどで、守護神今村を送り出す展開となった。だが9点差をひっくり返された5月の「甲子園の悪夢」を払拭(ふっしょく)。後半戦初勝利で貯金を23とし、甲子園での連敗を5で止めた。

 試合後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -打線が序盤からつながった

 緒方監督 いい攻撃が出来たよね。石原のラッキーなタイムリーから始まって。1、2番のタイムリーが大きかったよね。2死からだったからね。

 -大瀬良は好投

 緒方監督 無四球だったからね。(8回の先頭の)四球がもったいなかったよね。

 -今村を使わざるを得ない展開になった

 緒方監督 いやいや、中継ぎ陣は間隔が空いていたからね。7日くらいかな。最初から(大瀬良)大地の完投、完封っていうのはあまり考えていなかった。誰を投げさせて感覚を戻してもらうかというのがあったから。どっちかと言うと、こっちは投げさせたいばっかりだったからね。

 -9点差をひっくり返された試合が頭をよぎった

 緒方監督 それはみんな思うでしょう。そういうゲームをしてしまったからね。まあでもそんなマイナスのことばっかり考えても仕方ない。とにかく明日が大事。