阪神先発の小野泰己投手(23)が7回を投げて6安打1失点の好投を見せた。9三振を奪い、力のあるボールを披露。DeNA打線をねじ伏せた。課題とされている制球力は改善傾向にあり与四球は0だった。

 この日はプロ2勝目を目指していたが、1点リードの7回、7番梶谷に適時二塁打を打たれて1失点。あと少しのところで白星の権利を失う、悔しい降板となった。

 「立ち上がりからしっかりと腕を振ってストレートを投げ込むことができましたし、四球が無かったことが良かったと思います。7回の2アウトから点を取られてしまい、粘りきることができず悔しいです」

 小野は初登板から、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、13度目の挑戦となった8月29日ヤクルト戦(神宮)で、ついに初勝利をマークしていた。

 8回から2番手には今季59試合目の登板となる桑原があがった。