大商大が開幕から無傷の8連勝で、3季連続16回目(旧リーグ含む)のリーグ優勝を果たした。大商大は明治神宮野球大会出場校を決める関西地区代表決定戦に出場する。

 先発の大西広樹投手(2年=大商大高)が9回2安打1失点の好投を見せた。10三振を奪い今季初勝利で、マウンド上で優勝を決めた。「リーグ戦を通して迷惑ばかりかけていたので、最後の最後に勝てて良かった」とほっとした表情を浮かべた。春頃に86キロだった体重が最高90キロまで増え、約1週間前に富山陽一監督(52)から「体重落としたら(体が)キレるんちゃうか」と減量指令が出された。朝はおにぎり、昼は鶏肉のみ、夜はキャベツの千切りにタマネギと鶏肉の、富山監督考案メニューで2キロ減量に成功。「(体が)軽かったです」と効果てきめんだった。

 春の優勝時には富山監督を胴上げしたが、今回は胴上げせず万歳三唱のみ。富山監督が「今回は胴上げせんとこう」と話していたという。まだまだ通過点。春の全国大学野球選手権で成し遂げられなかった日本一へ。まずは、神宮の舞台を目指す。