阪神先発の岩田稔投手(33)が粘りの投球で、今季3勝目を挙げた。

 球を低めに集める投球で3回まで無失点。4回には村田に被弾するなど2点を失うが、5イニングを2失点にまとめた。「(低めへの制球に)そこしか僕の生きる道はない。上に浮くと打たれている。しっかり、試合を作ることはできたかな」。ベテランらしい内容で、8月11日DeNA戦以来の白星を挙げた。香田投手コーチも「根気よく、低めに何とか投げていた」と評価。クライマックスシリーズの先発要員にも当確ランプがついて、岩田は「しっかり任されたところで投げるだけ」と先を見据えた。