阪神は休養の福留をのぞき、現在のベストメンバーを先発に並べた。6回からは継投に持ち込み、桑原-マテオ-ドリスの勝ちパターンを投入。貪欲に1点を狙い、1点を守ろうとした。金本知憲監督のコメント。

 「最後の巨人戦でこっちも全力でいこうということだったので、その通り、勝利の方程式、勝ちパターンの継投でいった」。

 「勝てば、良しとして。ドリスも多少、不安を残した感じだが、勝てたのでよかった」。

 CSファーストステージは3位DeNAを甲子園に迎えることが決定した。「相手がどこでも一緒ですから。うちがちゃんとした野球をするだけ」。

 「一発勝負なので、状態のいいチームが勝つでしょう」。

 上本が1点リードの5回1死走者なしで、前日に頭部死球の巨人畠から左翼席中段まで届かせる9号ソロを放った。

 「昨日ああいうことがあって、一発で特大ホームランを打ってね。今季一番格好いいホームランだったね」。

 金本監督は08年に同じ東京ドームで巨人木佐貫から頭部死球を受け、次の打席で門倉から1発を放っている。「オレのはまぐれだから。逃げながら打っているから。(上本は)ちゃんと踏み込んで打っていた」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -この2試合で田口、畠を攻略

 金本監督 田口は最近、ウチもとらえているが、畠は相性が悪かった。昨日の上本がああいうことあって、一発で特大ホームランを打ってね。

 -残り2試合

 金本監督 CSに向けて、いい調整がしたい。それだけです。

 -岩田は5回で降板

 金本監督 石崎を経験させたいのもあった。いろんなアレもあって。

 -岩田の内容は

 金本監督 まずまず。ストライクさえ入れば、自分を見失わない投球ができるので。