今季で退任するロッテ伊東勤監督が5年間の指揮を終えた。

 今季最終戦には若手中心で臨み、試合前「今日は1番から9番まで、全部ホームランを打て、と言った。好きにやらせます。サインは、あまり出しません。選手がどれだけ成長したか、見てみたい。相手は岸。良い投手に、どれだけ自分たちの力を出せるか」と話した。

 今季初の5連勝は逃し、球団史上最多87敗で借金33。自身初の最下位で終えた。

 「今日出た若い人たちが将来、チームを支える選手になってくれれば。良い思い出がたくさん。教え子が増えたので、成長を楽しみに見届けたい」。

 最後にファンへのメッセージを送った。

 「良い思い出をたくさんしてきた。ファンの皆さんは、どういう状況でも応援してくれた。心が折れそうになっても、奇跡を信じて応援してくれた。感謝です。5年間、皆さんと一緒にやれた。最高の5年間でした」。