阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が14日に開幕するCSファーストステージ初戦に中3日で先発することが11日、決定した。右足腓骨(ひこつ)骨折を負った8月10日巨人戦以来となる10日中日戦のマウンドで、4回1安打無失点と好投。球団タイ記録となる7連続奪三振を記録するなど全快を印象づけた。球数が57球と少なく、体の状態も問題ないことからゴーサインが出た。

 甲子園で行われた練習に参加した右腕は、復帰戦から一夜明けたコンディションについて「ダイジョウブ」と日本語でアピール。CS開幕投手について練習前の時点では「いきたいけど、わからない」と笑ったが、キャッチボールやバント練習で軽快に体を動かし、好調さを感じさせた。

 2戦目以降はチーム最多の12勝を挙げた秋山、経験豊富な能見の順番で投入されることが確実。当初は相性重視で左腕岩貞をDeNA戦に送り込むプランも浮上していたが、順当なローテーションに落ち着いた。岩田、岩貞はファイナルステージの広島戦にスタンバイする。ナイターゲームだった10日中日戦から、デーゲームの14日DeNA戦へ-。異例となるメッセンジャーの中2・5日登板から、虎のCSが幕を開ける。