西武の多和田真三郎投手(24)が2日、結婚を発表した。相手は1歳年上、北海道出身の一般女性。知人の紹介で生まれた縁を結んだ。シーズン終了後の10月に立川市で婚姻届を提出し「家族ができた。勝負の年。2けた、規定投球回はいきたい」。野上がFAで抜けた先発の穴を埋める。

 低重心からふかし上げるマウンド上の迫力と別人のピュアさだった。「家で『結婚して下さい』と言いました」「好きな料理は肉巻きおにぎり」「『お疲れさま』と言ってもらえればそれで十分」「似ている…山口もえさんですかね」。照れてポツポツと、伴侶について並べた。自分のために栄養学に熱心で、北海道から嫁いでくれた。はまったら手が付けられない能力は誰もが認める。だから西武の「18」を託されている。「野球人生、力になる。野球を終えてもずっと一緒」。一本立ちだ。