左アキレスけん断裂からの完全復活を期す阪神西岡剛内野手(33)が4日、今季への思いを自身の公式インスタグラムで吐露した。16年7月20日巨人戦で同箇所を痛め、昨年1年ぶりに1軍に復帰。今年は二遊間でレギュラーを狙う立場だ。逆境を味わったが「自分は今回の転びで大きな財産になりました。他人の評価にフォーカスするのではなく、自分で自分を評価できるようになれば結果がどうであれ納得できるだろうし、結果もだせる可能性は少しでもあがるように思います」などと前向きな心境をつづった。

 転機は16年7月27日の誕生日だとした。患部はギプス固定され、車いすの生活だった。「自分の姿を鏡で見た瞬間、ここでユニホーム脱いだら、一生自分に負けたことを後悔する人生を歩んでしまうと思ったのを覚えています」。

 昨秋の安芸キャンプはフルで参加。いまは地に足をつけ、冷静に自らを見つめている。

 「人間誰しもが他人からいい評価される事は凄く嬉しいし気分もいいが自分をコントロールするのが難しくなります! 僕が若い頃は自分でコントロールできていなかった。そして今もいろいろな事に継続中の身ですので、頑張ってみます」

 選手生命を脅かす故障から再起し、定位置を狙う。