グアム自主トレから17日に帰国した日本ハム斎藤佑樹投手(29)が今季は、開幕投手も務めた12年のフォームで臨むことを明らかにした。斎藤は19日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でブルペン投球。ノーワインドアップで始動する時のグラブの位置を少し上げ、脇を締めるフォームから38球を投げ込んだ。「今年は結果しかないと思うので。結果が出せるようにがんばります」。かつての姿を思い出し、背水の1年に挑む。

 ◆12年の斎藤 2年目で初の開幕投手に指名され、3月30日西武戦(札幌ドーム)に登板。9回を4安打1失点に抑え、9-1で勝利。110球の力投でプロ初の完投勝利を挙げる。日本ハムで入団2年目での開幕戦勝利は85年津野以来2人目だった。エースのダルビッシュがメジャー移籍により前年で退団。ヒーローインタビューで斎藤は「今は“持ってる”ではなく“背負っている”という気持ち。隙だらけかもしれませんが、ダルさん(ダルビッシュ)の穴を少しでも埋めていきたい」と声援に応えた。シーズン成績は19試合登板で5勝8敗。防御率3・98。