阪神大山悠輔内野手(23)が7日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座で行われた今季初実戦の紅白戦でチームで唯一の3安打を放った。

 2回、小野のカーブにタイミングを合わせて中前へ運ぶと4回2死一塁では右打ちが奏功し、一、二塁間を破った。6回も中前へ。「右方向は、去年やってきたこと。すごく良かった。去年、シーズン終盤、CSで右方向の大切さをすごく感じたので、あそこに打てる技術も身につけていかないといけないなとずっと思っていた。その打ち方ができたかなと思います。追い込まれていたので、球に食らいつくという意味でも右方向に強く振る意識をしている。結果的にヒットになっている。すごくいいかなと思います」。打撃の充実ぶりはチームでも一番だ。侍ジャパンの強化試合メンバーの候補に選ばれており、日本代表稲葉監督が視察する前で、強烈な印象を与えた。【阪神担当 酒井俊作】