東都大学リーグの東洋大が長身の2枚看板で3連覇を狙う。今秋ドラフト上位候補に挙がる甲斐野央投手(3年=東洋大姫路)と梅津晃大投手(同=仙台育英)が16日、参加している千葉・鴨川キャンプでブルペン入りし、オリックス、ソフトバンクのスカウトが視察する中、丁寧に30球程度を投げた。

 甲斐野は186センチ、梅津は187センチの長身右腕だ。昨年優勝の原動力となった甲斐野は「入学した時からずっと(梅津と)比べられてきた。負けたくないと思ってきました」と苦笑いするが、性格的に正反対の2人はともに実力を認め合う。

 ケガから復活を期す最速153キロの梅津は急上昇株。昨秋は登板のみの1試合だったが、いきなり151キロを計測し周囲の度肝を抜いた。「昨年の春、ベンチに入れなかった間に徹底的に鍛えて、夏に153キロが出ました。このキャンプでは、ストレートの力の割合を考えて、強さを工夫していきたい」と3連覇を誓った。