1、2番新人コンビが活躍し、ロッテが井口資仁監督(43)のもとでNPB球団から初勝利を挙げた。

 初回、1番遊撃でフル出場したドラフト2位の藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が初球を中前打。2番左翼の同4位、菅野剛士外野手(24=日立製作所)が1ストライクから右中間へ適時三塁打を放ち、中日吉見から開始わずか3球で先制点をもぎ取った。

 藤岡裕は3回に右中間ソロ、7回にも二塁打を放って5打数3安打1打点。菅野は7回も適時三塁打で4打数2安打2打点と活躍した。前日の広島戦はともに3打数無安打だったが、本領を発揮。井口監督は1、2番起用について「いろいろ試している段階で、打席を多く与えたかった。今のところ好調ですね。昨日もいいあたりだった」と話し、藤岡裕について「誰が見てもチームの中で頭ひとつ抜けている」とたたえた。

 ドラフト1位の安田尚憲内野手(18=履正社)は7番に入り、本職の三塁ではなく初めて一塁でスタメン出場。3打数無安打で、6回裏の守備からベンチに下がった。