「1番中堅」でスタメン出場したロッテ荻野貴司外野手(32)が、右翼線への2点適時二塁打を含む3安打と活躍した。

 バットを遠回りさせず、体の回転で打つ練習が奏功。「やってきたことが出せているのかな。昔からやってきたことでもありますけど、金森打撃コーチが来て、もっと意識が強くなりました」と説明した。

 これでオープン戦での打率も4割2分3厘にアップ。井口資仁監督(43)は「大事なところでしっかり打ってくれている。1年間しっかりケガせずにプレーしてくれれば、チームとして助かる」とたたえた。

 さらに同監督は「彼は盗塁王を目指してますから」と今季盗塁王のタイトル獲得を厳命。

 これに対し荻野は「まだ(走塁が)速くなれるんじゃないかなと希望を持ってやっています。盗塁王? (他にも)良い選手が多いですから。でも1日1日の積み重ねを大事にやっていきたい」と話した。