ソフトバンク柳田が熊本県民に「クスノキ弾」で元気を届ける。16年の熊本地震からちょうど2年となる今日14日、熊本市内の藤崎台県営球場でロッテ戦を戦う。13日はヤフオクドームで全体練習に参加。並んで打撃練習するデスパイネの希望で、他の選手の「3分×2セット」の倍近く、約6分間を2セット打ち込んだ。

 藤崎台県営球場のバックスクリーン左には震災でも倒れなかった、樹齢1000年とも言われるクスノキ群がそびえ立つ。震災のあった16年オフには熊本を訪れ「あそこに打ち込みたい」と話していた。前日12日に放った今季1号を再現すれば、ちょうど打球が飛び込みそうな位置になる。熊本の人たちを元気づけるためにも実現したい。「いいところを見せたい。頑張るだけですよ。1年に1回しかないんでね」。昨年は同じ場所で猛打賞。過去5年間でも16打数8安打と打ちまくっている、好相性の地での活躍を誓った。