巨人先発の野上亮磨投手(30)が虎に連勝した。今季最長の8回を投げ、5安打1失点で2勝目。西武から移籍後初勝利も4月1日の阪神戦だった。

 初回2死から糸井を死球、ロサリオに中安を打たれ一、二塁。福留に右前適時打を許し、先制点を許した。それでも「ストライク先行とテンポを速めた」と2回以降は直球を軸にチェンジアップとカーブを有効に使い、持ち前の打ち取る投球で4安打に抑えた。

 これまで登板した3戦は6回以内で降板。この日は先発の役目を十分に果たしたが「直球もチェンジアップも感触が良かった。3回までは球数多かったので、早いカウントで打ち取れるようにしたい」と117球の球数を反省した。