延長12回の結末は、オリックスの「珍プレー・サヨナラ勝利」であっけない幕切れとなった。同点で迎えた延長12回2死満塁。途中出場のオリックス小田が左打席に入り、日本ハム7番手浦野の投じたフォークボールがワンバウンドとなった。捕手鶴岡が胸で止めたが、ボールは一塁ベンチ方向へ大きくそれた。

 三塁走者安達は本塁へつっこみ、鶴岡はボールを拾ってカバリングに入った投手浦野に転送。しかし、左バッターボックス後方で立っていた打者小田の足に当たりその場付近にボールがこぼれた。今度は浦野がボールを拾い直して、本塁に戻った鶴岡に送球したが捕球できす、安達がヘッドスライディングでサヨナラの生還となった(記録は鶴岡の失策)。

 ゴールデンウイークの始まった4月28日から4カード連続の勝ち越しで借金も2に減った。予期せぬ?結末で白星をつかんだ福良監督は「(幕切れが)こんなもんでも勝てて良かったです。これからも借金を返していけるように頑張っていきます」と目を細めていた。