ソフトバンクが今季56試合目で初めて0封負けを喫し、4連敗となった。中日の左腕ガルシアに今季最少の3安打に抑え込まれた。工藤監督は「完敗ですね。向こうの投手が上だった」と認めるしかなかった。

 この日の柳田はプロ初の「左翼」でのスタメンだった。理由は右太もも裏の下部を痛めたため。前日8日の中堅守備で飛球を追って捕球した際に、人工芝で右足を滑らせた。3試合ぶりの無安打に終わった柳田は「(足は)大丈夫。(ガルシアは)いい球が、いいコースにきていた。それを入れても自分自身の問題かなと思います」と、足の不安を理由にはしなかった。

 6月に入り、柳田は7試合で27打数6安打、打率2割2分2厘、2本塁打、3打点と数字も下降気味だ。工藤監督は「本人とも話をして、また明日(10日)、決めたい」と、右足の状態を見て今後の起用法を決めると話した。セ・リーグ相手の4連敗は12年以来6年ぶりとなった。