江戸川中央に大量リードを奪われた武蔵府中だが、コールド負けを2度しのぐ粘りをみせた。3-13の4回、10点差のコールド負け目前で、2死から相手失策と四球で一、三塁とし3番酒寄翔乃介が適時打。相手に1点を加えられて4-14となった5回、7点差以上ならコールド負けの規定だったが、8番角園拓海の適時打の後、2死満塁で2番尾瀬雄大が左中間へ走者一掃の二塁打を放って6点差まで追いかけた。しかし、6回の攻防を終えた時点で制限時間2時間を超えたため試合終了となった。

 小泉隆幸監督は「4位は満足していないが、最後まであきらめず、終わってみればそれなりの試合になった。選手全員を使い、いい経験になったと思う」と話した。伊藤勇斗主将は「この大会を通じて、みんなが成長したと思います。負けたのは悔しいけど、これを生かして日本選手権で勝っていきたい」と、自信をつけた様子だった。