ムッシュ吉田、パリでも野球ソフトボールを! 元阪神監督・吉田義男氏(85=日刊スポーツ客員評論家)が27日、都内のNPB(日本野球機構)に、斎藤惇コミッショナー(78)を表敬訪問した。

 フランス野球ソフトボール連盟名誉委員の吉田氏は「東京五輪で野球ソフトボールが行われますが、24年パリ五輪でも競技種目として継続されるよう、NPBに協力をお願いにきました」と語った。

 吉田氏は、これまで国際野球連盟の五輪野球復帰委員のメンバーとして、20年東京五輪の野球ソフトボール復帰に尽力してきた。

 85年に阪神監督としてリーグ優勝、日本一を遂げた。その後、7シーズンにわたって、フランス・ナショナルチーム監督として、五輪出場を目指した。ムッシュ吉田にとって、パリは「第2の故郷」だ。

 フランスでは「吉田チャレンジ」の冠をつけて国際大会を開催している。14年第1回大会は、都市対抗優勝の西濃運輸が参加し、16年はドイツ、オランダなど4カ国が集結。日仏関係とともに欧州野球のレベルアップに貢献してきた。

 吉田氏は「メジャーリーグの協力は欠かせない。マンフレッド・コミッショナーも来日するとうかがっている。日米が手を合わせて、パリで野球ソフトボールを開催できるように力を貸してほしい」と話した。