ロッテが連勝で3位に浮上した。先発のマイク・ボルシンガー投手が8回2安打無失点と好投。ゴロを量産し、二塁を踏ませない投球で両リーグ最多の13勝目を挙げた。「前回は自分が納得できる投球ができず、忘れようと思っても忘れられなかった。今日は1から頑張ろうと思っていた。後半戦で強いチームを相手に納得できる投球ができた」と笑顔で振り返った。

 井口資仁監督は「今日はリズムよく投げていた。(連勝が11で止まった)前回は野手が足を引っ張った。(相手先発が防御率1位の)岸なので競ったゲームになると思っていたが、ボルシンガーがよくゼロで抑えてくれた」と評価した。

 2番のルーキー藤岡裕大は、相手先発の岸から4回に中前打、5回に2ランを本塁打を放った。4回は無死一塁からバントをさせなかった井口監督は「相性通りにやってくれた」。これで藤岡は岸に対し通算8打数6安打とし、今後も岸キラーとして重宝されそうだ。