春季リーグ優勝の東海大が、逆転勝利を飾った。

1点を追う6回1死二塁、3番の長倉蓮内野手(3年=東海大相模)が二塁打を放って同点に追いついた。さらに1死二塁で、4番の平山快内野手(4年=東海大相模)が右越え三塁打を放ち、逆転。安藤強監督は「開幕戦ということで、何か違っていた。安打数も相手に上回られたたが、こういう試合を逆転で勝てたことは大きい」と話した。

スタメンには、門馬大内野手(1年=東海大相模)が6番三塁手で名を連ねた。8月中に4本塁打を放ち、打率3割超えと結果を残してアピール。初出場が初先発となったが、第1打席の2回無死一塁で、高々と上がった打球を相手右翼手が捕球し損ね、初出塁。無安打に終わったが「緊張はしましたが、打席に立ったらほぐれた。ミスを恐れずに、積極的に振っていきました」と振り返った。

今夏、父の門馬敬治監督が率いる母校は甲子園に出場できなかった。自身も3年夏は決勝で横浜に敗れた。「去年は自分も負けて、その悔しさがあるから大学で活躍してやろうと思っている。後輩にも、頑張ってほしい」と話していた。