広島が今季ワーストだった連敗を6で止めた。同点の7回、クリーンアップが3者連続適時打で3点を勝ち越した。決勝打は丸。初球の捕逸によって1死二塁が三塁となり、前進した内野の間をライナーで抜いた。「楽になった。前にさえ飛べばと思っていた。球が速いのでコンパクトに」とDeNAエスコバーの156キロ直球をたたいた。

鈴木が続いた。代わった三上から中堅フェンス直撃の三塁打。「走者をかえすことができて良かった」。打席に入る前には、ベンチで新井から三上のスライダーについて助言をもらっていた。すかさず松山が右前に適時打を運んだ。

丸、鈴木のアベック打点は6試合ぶり。投手陣の粘りも大きいが、主軸が打てば優位に進む。緒方監督も「ナイスゲーム。我々のゲームをすれば勝ちにつながってくる」とうなずいた。優勝マジックは2つ減って「7」となった。