阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)が12日、今季初めて出場選手登録を抹消された。前日11日中日戦は1回に3ランを浴びると、4回途中で危険球退場。3回1/3を4失点と苦しんでいた。今季11勝を挙げているが、8月10日DeNA戦以来勝ち星なし。中日戦の試合開始直前に通算1500投球回の表彰式に出席し、「抹消されたというよりは、自分でチョイスした部分もある。本来の自分の安定した投球を取り戻すための期間をいただいた」と気丈に振る舞った。

ただ、今季もフル回転が続いた結果、肩肘の疲労がたまっているとみられる。金本監督は最短10日間での復帰について「いやいや、分からん」と肯定せず、金村投手コーチも「必要(な存在)ですから。ただ、無理はさせられない。彼のキャリアもありますし」と話すにとどめた。今後は9月末の1軍復帰を目指すことになりそうな情勢だ。次回先発予定だった17日DeNA戦の代役先発候補には、2軍調整中の秋山、岩田の名前が挙がっている。総動員でCS進出争いに食らいつきながら、大黒柱の復帰を待つことになる。