セ・リーグは20日、雨天中止となって代替試合が未定だった阪神-巨人を10月9日の午後6時から甲子園で開催する、と発表した。これに伴い、阪神は9月26日から10月9日まで14連戦が決まった。

リーグの取り決めであるアグリーメントの第54条(試合日程の原則)には「休日または旅行日なしで連続して14日間試合をすることはない」と記載されている。だが、この規定はペナントレースの開幕前、試合日程を組む時点を想定した条文であることが説明された。

クライマックスシリーズ(CS)の出場球団は、CS開幕予定日の2日前にあたる10月11日の順位で決まる。このため、最終順位で3位以上となっても、CSに出場できない球団が現れる可能性はある。10月11日時点の順位決定方法について、杵渕和秀セ・リーグ統括は、アグリーメント第3条(年度優勝球団)の基準を適用すると発表した。

第3条によると、勝率が2球団以上で並んだ場合、勝利数が多いチームが最上位になる。勝利数も並んだ場合は、2球団と3球団以上で決定方法が異なる。

2球団の場合は、当該球団間の勝率、前年度順位の順で決まる。

3球団以上の場合は、当該球団間の対戦成績を合算した勝率、それも同じ場合は当該球団間の勝率、それも同じ場合は前年度順位で決まる。

昨年のセ・リーグ順位は、広島、阪神、DeNA、巨人、中日、ヤクルトの順だった。