ロッテ安田が今季高卒新人最多の1試合4打点を挙げた。初めてDH以外となる「6番三塁」でスタメン出場。6回、1-1の2死一、三塁。オリックス西の内角140キロ直球を右翼フェンスに直撃。プロ初長打で勝ち越し適時二塁打とした。9回にも右中間へ2点適時二塁打。故郷大阪での活躍に「母親は来てたと思いますし、家族、友達の前でプレーを見せられたのは良かった」と笑った。

初めて1軍に上がった8月は6試合でわずか1安打。1軍と2軍の投手の違いを実感した。力みすぎてトップの位置からさらにバットを引いてしまう悪癖を修正。「真っすぐに振り負けないようにシンプルにしてきました」と活躍につなげた。試合後は「T-岡田さん、岸田さんという(母校履正社の)大先輩と一緒のフィールドでプレーできるのは光栄。自分ももっと活躍して、もっと対等な力関係でできるようにがんばっていきたい」と誓った。

▼高卒新人の4打点以上 06年3月29日ソフトバンク戦で6打点を挙げた炭谷(西武)以来。ロッテでは毎日時代の56年9月30日高橋戦の須藤以来62年ぶり。