日本ハムは16日、吉井理人1軍投手コーチの退団を発表した。08~12年まで1、2軍で同職を務め、16年から復帰。同年は12球団トップのチーム防御率3・06に投手陣を導くなど、10年ぶりの日本一奪回に尽力した。

また、筑波大大学院で学んだコーチング理論も駆使して丁寧な指導で若手の多い投手陣を束ねた。

吉井氏は自身のブログで「感謝」と題し、思いをつづった。

「ファイターズでの役目を終え、今季限りで退団することになりました。(ファイターズは新しい道を進むと言っていた)本当は、もう少し、若い子たちの成長を近くで見ていたかったんやけど、コーチの入れ替えはプロ野球の世界では良くあることです。今度は、遠くから応援したいと思います。思えばファイターズは、縁もゆかりもないわしを指導者の道へ進むきっかけをくれた球団です。途中、空いた期間はあったが、8年間、いい経験をさせてもらいました。(感謝)そして、北海道の人々には本当によくしてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました」。