リーグ優勝の西武が、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの第2戦で11安打13得点の大勝。アドバンテージの1勝を含め通算2勝1敗とし10年ぶりの日本シリーズ進出へあと2勝とした。

西武の誇る山賊打線がいきなり火を噴いた。1回2死一、二塁から5番栗山が2試合連続の3ランで先制した。

初戦で10点を奪ったソフトバンクも直後の2回に反撃。2死一、三塁で高田の三塁へ適時内野安打で1点を返すと、続く甲斐が適時打と西武山川の本塁へ悪送球で、2者生還して3-3に追いついた。

西武は2回。2死一、二塁で源田が適時右前打で勝ち越すと、続く浅村が西武ファンで埋まった左翼席へ1号3ランを放ち、リードを4点に広げた。自身2度目の打点王に輝いたキャプテンがポストシーズンでも勝負強さを発揮した。

3回にソフトバンクは中村の適時二塁打で2点、西武は源田の適時打で1点を加えた。

中盤から終始西武ペース。6回に1点を追加すると、7回は秋山のシーズン初安打となる適時打、栗山がこの日6打点目となる適時打などで4点を奪った。

西武先発の多和田は立ち上がりこそ苦しんだが、4回以降は無得点に抑えた。7回から増田、マーティンとつないで最後はヒースで締めくくった。