西武が11安打13得点の猛攻でソフトバンクを下し、対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。自慢の山賊打線が序盤から火を吹いた。3回までに栗山と浅村の3ラン、源田の適時打2本で8得点。中盤以降も6回に栗山の適時内野安打で1点、7回に秋山、栗山の適時打などで4点を加えた。

主将を務める浅村の一撃が効いた。3点差を追いつかれた2回、源田の適時打で1点を勝ち越しなおも2死一、三塁、カウント3-1からソフトバンク先発ミランダが投じた直球を左翼席へ運んだ。試合の流れを決定づける3ラン。試合後のお立ち台で浅村は「結果的にそう(本塁打に)なりましたけど、後ろにつなごうと打席に入った」と振り返った。

「連敗はできない。どんな形でも勝つつもりで臨んだ」と浅村。持ち味の猛打でチームの勢いを押し戻した。「全員で勝った1勝なので良かったです。明日も一丸で勝てるように頑張りたい」。連勝で一気に王手をかける。