巨人が15日、秋季キャンプ地の宮崎市で韓国・ハンファと練習試合を行った。先発した2年目右腕の高田萌生投手(20)は10奪三振を奪う好投で来春の1軍キャンプスタートに当確ランプをともした。

内角を突く強気な投球で相手打者を圧倒。当初、予定していた5回までを完全投球で猛アピールした。今季“最終戦”ということもあり、宮本投手コーチから続投を指示された。6回は3安打と四球で崩れたが、堂々の投球内容「ナイスピッチング。あれだけ三振の取れる、スイングをさせないというのはね、非常に大きいですね」と絶賛。さらに「気迫ももちろんでしょうけど、自分の投球がね、できつつあるというところでね。相手を見るということも大事ですけれども、どういう打者がこようが自分の投球ができる、これがとても大事なことだと思いますね」と急成長中の右腕に目を細めた。

試合は和田の先制2点適時打など終始、優勢に試合を進めた巨人が10-6で勝利した。