オリックスからフリーエージェント(FA)宣言した西勇輝投手(28)が25日、近日中にも結論を出す意向を示した。オリックスのファン感謝イベント(京セラドーム大阪)に出席。「もうそろそろ決めたいなというのはあります。家族と話をしている。もうちょっとで話せる。待っていてください。方向性は決まってきた」と、明かした。

阪神、ソフトバンクなど各球団の情熱を十分に感じている。前日24日には大阪市内で阪神との2度目の交渉に臨んだ。谷本球団副社長兼球団本部長らから猛アタックを受け、「甲子園は投手有利」「リーダーに」など口説き文句を連発された。西も「非常に熱意を感じましたし、短い時間でしたけど、しっかりした話し合いが出来た」と、感謝した。

この日のグラウンドではサイン会に出席するなど、オリックスファンと触れ合った。オフにファンの前に姿を見せるのは初めてとあって、ファンからは「西選手、行かないで~!」と残留を願う声も飛んだ。西は「長引かせるのも良くないと思っている。なんとか1日でも早く決断したい」ときっぱり。決断の時は、もう目前に迫っている。