巨人大竹寛投手(35)が27日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限超え(1億円以下は25%)の50%減、2625万円ダウンの年俸2625万円(金額は推定)で更改した。

広島からFA移籍5年目の今季は開幕ローテ入りを果たしたが、2試合の先発登板にとどまり、1勝1敗、防御率6・00だった。4月12日のDeNA戦を最後に1軍へ戻れなかった。

登録抹消後はイースタン・リーグでローテを守り、17試合の登板で9勝4敗、防御率2・97と数字を残した。

交渉を終え「球団から『戦力として期待している』と話してもらいました。正直クビを覚悟していた部分はあったので、自分としてはもう1年契約していただけるんだなと。金額よりもその気持ちの方が強いので、何としてもチームに貢献したい」と来季への思いを口にした。

移籍1年目の14年に原監督の下でリーグ優勝を経験。「ジャイアンツを選んだ時の気持ちを思い返してたりもした。原監督の時にとってもらい、今年もまた原監督になり、自分の中で勝手な縁を感じているので、恩というと大げさですけど、何でもいいので力になりたい」と決意を示した。