ヤクルトの大引啓次内野手(34)が3日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限(年俸1億円以下は25%)を超える40%ダウンの3600万円で更改した。「家族と相談したり、恩師と連絡をとったりして、最終的には納得してサインをしました」と話した。

今季は下半身のコンディション不良での2軍調整もあり、47試合に出場し43安打。どちらもプロ12年目で最少となったが、リーグ終盤には勝負強いバッティングを見せた。「これだけケガで苦しんだシーズンはなかった。野球そのものが、今年で終わりなんじゃないかとかもよぎるシーズンだった」と振り返った。

来季はレギュラー奪取に向け「好調を維持すれば、ずっと使ってもらえると思う。キャンプやオープン戦でアピールしていって、開幕戦に名を連ねられるようにしたい」と話した。(金額は推定)