西武の本拠地メットライフドームに隣接する形で建設中の新選手寮および室内練習場の上棟式が25日、行われ、辻発彦監督(60)らが出席した。

神主による神事が粛々と執り行われた。最後は、梁(はり)をクレーンで引っ張り上げる「吊上之儀(つりあげのぎ)」。クレーンの下には、後藤オーナーが「飛躍への挑戦」、辻監督が「熱く果敢に戦う集団へ」と、それぞれ新室内練習場ができることでチームがどう変わるかの思いを記したペナントもつり下げられた。

神事の後は、所沢の園児たちを呼んで、もち投げ。辻監督、後藤オーナー、居郷球団社長がお菓子を配った。

建設途中の室内練習場に立った辻監督は「壁がないから、すごく広く感じる。すごいね。選手が練習したい時にできる環境ができる。1軍で活躍できるよう頑張ってもらいたい」と期待した。

ペナントに記した言葉については「特に若い、ファームの選手が使う。彼らが熱い気持ちで(新室内を)活用して、1軍で活躍するという願いです。10年、20年、30年後もライオンズが強いチームであって欲しいという願いを込めました」と説明した。

後藤オーナーは「感無量。環境は素晴らしくなる。40周年の年に10年ぶりのリーグ優勝ができた。日本一という忘れ物を来年、取っていきたい」と話した。

新選手寮および室内練習場は、19年6月に完成予定。