自然体で遊撃再奪取! 阪神鳥谷敬内野手(37)の19年用グラブが完成した。ブラックをベースにグリーンを目立たせた斬新なデザインで、同じ型の2パターンを用意。アドバイザリー契約を結ぶ久保田スラッガーの和田卓也氏は「グリーンは派手だけど落ち着いた感じもある。甲子園のグラウンドに映えると思っています。もう1回、ショートでゴールデングラブ賞を取ってほしいですね」と期待した。

今季は最終的に開幕戦を二塁スタメンで迎えたが、当初想定していたポジションの三塁用グラブで戦った。この相棒は強烈な打球に合わせて捕球面が深く、長さがあった。今回は遊撃レギュラー再奪取を狙うこともあり、18年用より小さく捕球面が浅い型を特注。和田氏は「大きさ、重さは本人の希望で三塁用と遊撃用の中間ぐらいになっています。三塁用に慣れたこともあるし、中間の大きさにしておけば三塁守備にも大丈夫なので」と説明した。

新グラブは1月のハワイ自主トレから手になじませていく。グリーンは自然色で癒やし効果、リラックス効果を持つカラー。5年契約最終年となる勝負の38歳シーズンへ、静かに落ち着き払って居場所を奪い返す。【佐井陽介】