オリックス黒木優太投手(24)が15日、「則本流」のキャッチボールを行っていることを明かした。昨年12月に大阪市内で行われた日本テレビ系「ダイワハウススペシャルプロ野球NO・1決定戦! バトルスタジアム」の収録に参加。そこで楽天則本とキャッチボールを行う機会があり、カーブを多投していたことに気づいたという。

「カーブの感覚が良ければ、ストレートの感覚もよくなるのかなとか。意識していることが、何となく分かった。金子さん、西さんも投げていた。そういうのもちょっとやっていこうかなと思っています」

この日は大阪市内の球団施設に訪れ、キャッチボールを行った際にカーブも試した。黒木は「感覚が良い時はカーブを投げられるんですけど、悪い時は投げられなくなる。ひとつのバロメーターになるという感じです」と説明した。

昨年末は同僚の増井に合同自主トレを志願。12月中旬から約2週間にわたり、増井とほぼマンツーマンで練習を行った。「増井さんは実績もあって、いろんな引き出しもある。コンディショニングの部分もうまい。調子の波が結構少ないから1年間成績を残せていると思う。聞きたいことを聞けたので、本当にしっかりと実りのある練習になったなと思います」と充実感を示した。

昨季は中継ぎとして39試合に登板し、1勝1敗、1ホールドで防御率は4・50だった。今季は先発再転向を視野に入れている。「変化球もカーブとか中継ぎの時に必要なかった球種も必要になってくると思うので、そういう部分をやっていこうかなと思っています」。フォームのマイナーチェンジにも着手中。試行錯誤しながら、今季の活躍を見据えている。