西武が二塁手育成キャンプを実施する。21日、宮崎・南郷で行う春季キャンプA班(1軍)メンバーを発表。内野手には、二塁筆頭候補の外崎に加え、新人のドラフト3位山野辺翔(24=三菱自動車岡崎)、昨季1軍デビューしたばかりの山田と金子一が名を連ねた。

この日、古巣の日通本社を訪問した辻監督は「セカンドが空いているので、どうしよっかなというところでルーキーだったり、他の選手が目に留まればいい」と、二塁手候補を手厚くした。

キャリアに関係なく抜てきした。昨季山田は14試合、金子一は6試合出場と、ルーキーの山野辺を含めて経験値は少ないが、伸びしろに期待を込めた。外崎がレギュラーを獲得したとしても「各ポジションに2人は必要」とバックアップも含めれば、二塁手育成はパ・リーグ連覇に不可欠になる。

FA移籍で抜けた浅村の穴は大きい。同監督は「戦力ダウンしている中、何で補えるか考えてキャンプに入ってきてくれるかどうか」と、逆境の中で個々の競争心に火を付けて、連覇への土台づくりに着手する。【栗田成芳】