ヤクルト青木宣親外野手が、今季は「超ユーティリティープレーヤー」を目指す!?1日、ANA BALLPARK浦添で始動した。

昨年は2月に入って復帰が決まったため、チームでのキャンプインは8年ぶり。バレンティン、雄平、坂口とともに「ベテラン組4人衆」としてランチ特打に登場した。フリー打撃では86スイングで鋭い打球を連発。「すごいよかった。いい滑り出しができた」と話した。

ロングティーでは、杉村巡回コーチのアドバイスで右打席へ移動した。違和感のないフォームで柵越えを連発し「意外と(右でも)いけるね」。杉村コーチも「普通はあんなに打てない。スイッチもいけるよ」と笑顔で太鼓判を押した。

シートノックでは、中堅ではなくバレンティンとともに左翼に入り、軽快に守備をこなした。「どこでも守れるし、なんなら内野も。投手も(メジャーで)一応経験あるし。これでスイッチになったら、重宝されるよね」と満面の笑みでジョークを飛ばした。

守備位置について、小川監督は「バレンティンがけがをするかもしれないし、何か必要になった時のためにキャンプでやっておく」と説明。指揮官から“大将”に任命されている青木が、攻守で存在感を示す。【保坂恭子】