与田剛新監督(53)は就任後初の沖縄キャンプ初日に手応えを口にした。ブルペン投球や球場での打撃練習、サブグラウンドでの守備練習など、精力的に足を運んで目を光らせた。

1軍練習に参加した28投手のうち、ロメロら外国人3人と松坂を除く24人がブルペン入り。午後の自主練習でも2度目のブルペン投球を行う選手が続出した。そんな投手陣の姿に「私からは言っていない。選手の自主性ですね」と目を細めた。

打撃練習では打撃ケージの後ろから声をかけた。「1、2軍キャンプ地は近く、いい条件がそろっている。危機感も持ってほしい。簡単に入れ替えられることもできる」。見ることに軸足を置いてスタートしたが「観察期間」が過ぎれば、選手たちに愛のムチを振るうこともありそうだ。