東京6大学野球リーグの明大に進学する村松開人内野手(静岡高3年)が2日、東京・府中市の同大野球部「島岡寮」へ入寮した。前日1日に牧之原市の実家周辺でトレーニングするなど、万全を期して、上京した。50メートル5秒8の俊足を生かし2年春、3年春と2度の甲子園に出場。しかし昨年5月、静岡商との定期戦で左足首を骨折し、夏の大会に間に合わなかった。「最後の夏に完全燃焼できずに、静高野球部を応援してくださる方々を失望させてしまった。絶対にリベンジしたい」と、大学野球に思いをぶつける。

U-18日本代表の日大三(東京)日置航内野手(3年)が、チームメートになる。同じ遊撃手だ。「いいところは吸収して、しっかり生かせていけたら」と話すものの、負けるつもりは毛頭ない。4年間で目指すは、明大の1番・遊撃手。そして「卒業したらプロに行きたいです」と夢を語った。【金子真仁】