オリックス山岡泰輔投手(23)が7日、宮崎春季キャンプ7日目でブルペン入りの大トリを飾った。今季初ブルペンで148球の熱投。「傾斜を使って投げるのが半年ぶりくらいだったのでその確認をしたかった。これから紅白戦とかも入ってくる。打者の反応を見てオープン戦を迎える感じですね」と調整は順調な様子だ。

開幕へ向けた準備に余念がない。初ブルペンについては「自分の入りたいタイミングで入っただけです。開幕から逆算した練習をしていきたい」と話す。この日は直球やスライダー、チェンジアップに加え、昨季試合で投げなかったフォークやシュートを試投した。「遊び感覚なので。使うタイミングがあれば使える球として引き出しとして置いておきたい」と説明した。

この日は侍ジャパンの稲葉監督が視察に訪れた。山岡は3月のメキシコとの強化試合の代表候補にリストアップされている模様。山岡の投球はニアミスで見られなかったものの、実績を踏まえた上で「非常にまとまった投手。特にスライダーは独特の曲がりといいますか、打者との対戦を見ていても非常に打ちにくそうな印象。今後も期待したい」と評価した。山岡も代表入りへ「そこは野球をやっていく中で目指していく場所だと思う」と意欲を見せた。

オフには金子が日本ハムへ、西が阪神へ移籍。白紙状態の開幕投手については「エースと呼ばれる人が投げるところだと思う。そこをみんなで競っていければ。金子さん、西さんがいなくなって、自分も含めて若い選手にとってはチャンス。穴を埋められるように頑張りたい」と気合を口にした。