ロッテの新外国人ケニス・バルガス内野手(28=ツインズ3A)が15日、韓国・斗山との練習試合に「5番DH」でスタメン出場。初回の中前への先制適時打を含む3打数2安打1打点1得点と活躍。7-4の勝利に貢献した。

4回の第2打席では相手内野守備陣が大きく右による「バルガス・シフト」を敷いた。二塁手が一、二塁間の真ん中に、遊撃手が二塁ベースの右に、三塁手が遊撃手の定位置付近に移動。しかしバルガスはフルカウントから外角136キロ直球を流し打ち、左翼線への二塁打でシフトを破った。バルガスは「アメリカでもシフトはあった。走者がいなくて自由に打っても良い状況なら、(出塁するために)真ん中から外なら逆方向へヒットを狙ってました」と胸を張った。

5回の打席では最終的には遊飛に倒れたが、カウント2-2から右翼ポールの右奥、はるかかなたへ消えていく大ファウル。井口監督も「コンパクトにしっかり打っている。追い込まれてからも食らい付いて、なんとか日本に対応しようとやっている。とてつもないファウルも打ってますし(笑い)」と新加入の長距離砲へ手応えを口にしていた。