巨人ドラフト1位高橋優貴投手(22=八戸学院大)が「若手左腕サバイバル」を勝ち抜く。対外試合デビューが20日の練習試合、韓国・KIA戦(沖縄セルラースタジアム那覇)に決まった。先発で3イニングの予定。沖縄2次キャンプ初休日の18日は休養に努め「緊張すると思いますが、それもひっくるめて、いつも通りの投球を心がけたいです」とイメージを描いた。

5日のシート打撃で阿部、岡本らから三振を奪い、初実戦の10日紅白戦は3回1失点。宮本投手総合コーチは「先発『ローテーション』の『ロー』まではつかんだけど、『テー』はウエーティングだね」と評価する。先発ローテの左腕枠は現状でメルセデスが確実で、今村、田口、高橋がいすを争う。今村は今春2戦で6回6失点、田口は3戦で9回6失点。宮本コーチは高橋に「そこは形というか、内容も含めてね。結果を求めたい」と実績ある先輩左腕との争いに期待した。

高橋は登板予定のなかった16、17日の練習試合でベンチ入りした。「いろんなことが初めてなので、先輩たちの話を聞くことも勉強になる」と1軍の雰囲気を体感。準備万全で力を出し切る。【桑原幹久】