昨年まで6年連続でゴールデングラブ賞を獲得している巨人丸佳浩外野手(29)が「ザ・キャッチ」で球場を沸かせた。日本ハム戦の2回無死、清宮の右中間への大飛球に対して、最短距離で追い、ジャンプ。フェンスに激突しながら捕球し、そのままボールを離さなかった。

「(スタンドまで)行くかなと思ったけど、風で失速していた。打球とフェンスの距離を確認しながら、いけると思いました。球際が大事になってくるので、ぶつかりながらも落とさなくて良かったです」

今季の外野陣のテーマは、打ち取った打球を確実にアウトにすることで、広島時代より定位置は若干前に出ている。その位置から全力で背走。「フェンスの位置を見ながらだったので、イチかバチかではなかったです。後方のボールを捕球できたのは、1つ自信にしたい。継続してやっていけたら」と言った。原監督は「気持ちなのか技術なのか、全てでしょうね。心技体がかみ合わないと、あれだけのプレーは出てこないですね」と賛辞を贈った。