星稜(石川)で主将として甲子園に出場し、今春に近大に入学する竹谷理央外野手(18)が7日、阪神との練習試合(鳴尾浜)に代打で出場した。試合は13-4で阪神が勝った。

竹谷は7回の先頭で打席に立ち、ドラフト6位の湯浅京己投手(19=BCリーグ富山)を相手にボールを見極め、四球を選んだ。

高校では投手としても活躍したが、昨夏の石川県大会決勝で1試合4発、高校通算31本塁打の打力を買われ、野手に専念する方向。5日の天理大との練習試合ですでに先発デビューして1安打をマークしていた。「プロは球の質が高い。木製バットはヘッドが重いので、いかにうまくヘッドを走らせられるか。少しずつですが、重さを利用しながら打ててきている。春からリーグ戦に出たいです」と目を輝かせた。

また、三重の1番打者として昨春の甲子園ベスト4に導いた梶田蓮外野手(18)は近大の「2番DH」で先発。初回に谷川から中前打を放った。

今春のオープン戦は初戦からすべてスタメン出場中。関西学生リーグで連覇を狙う強豪チームの中でも、スピード感あふれるプレーと野球センスが早くも評価されている。「もっとパワーをつけないといけない。自分らしく粘って、簡単にアウトにならないような打席を増やしたい」と入学直後からのレギュラー奪取に意欲を示した。